2014年6月18日水曜日

時代劇映画シノプシス「相良藩の夏」⑥希守池實


⑥同日、夕刻、繊月城
医師天涯からの密書は、藩の重役から重役へと手渡されて、読まれていく・・・
 国家老 恒松義彦 54
 年寄衆 相良嘉門 47
 瀬戸石四朗五郎  68
 免田伝七郎    50
 多良木角八    38
読み終えた者は腕を組み、じっと考え込む、皆が読み終えるのを待っている。
「いかがいたしたものかの」
家老恒松義彦は他の重役衆を見回す・・・
「天涯の申す通りにするより他に、手立てはありますまいて・・・」
瀬戸石四朗五郎のつぶやくような一言があり、誰もが唇を結んで
「しかたなし」

黙して同意を示す・・

【密書の大意】

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